里山再生事業

魅力に溢れる里山の再生を目指して

私どもは、1991年に発足して以来、桜の苗木の寄贈や桜の植樹といった緑化活動を福岡県内外で30年以上に渡り行なって参りました。
しかし、近年では社会問題が複雑化し、桜の植樹だけでは失われた緑を取り戻すのは難しいと考え、2019年3月より里山の再生に繋がる事業へ取り組んでいます。
人と企業が集うことでその地域が経済的に潤い、活性化することで活動を永続的にすることを目指し、街づくり&人づくりの事業を実践しています。

国土の3分の2を占める森林

日本は、森林面積が約2510万ha(令和2年)あり、これは国土全体の面積である約3780万haの3分の2を占め、「緑に恵まれた国」です。このうち、約5割の約1,380万haが天然林、約4割の約1,120万haが人工林となっています。そして森林には、私たちの日々の生活を守る様々な役割があります。

  • 資源(木材)を提供する
  • 生き物のすみかを提供する
  • 水を蓄え、水害や洪水を防ぐ
  • 土砂の流出や土砂崩れを防ぐ
  • 二酸化炭素を吸収し地球温暖化を防ぐ
  • 健康や憩いをもたらす

しかし、近年ではこれらの役割が失われ、多くの災いが起きています。

全国で生じている災害

2017年の九州北部豪雨では、朝倉市や東峰村の広範囲で山や森が崩れ、多くの木々が流され、川が氾濫し、橋や道路が寸断され、被害の爪痕を残していきました。また、最近のニュースでは、全国の里山や街中で食料を求めたクマ、イノシシ、サルなどによる鳥獣害が報じられています。

土砂崩れや水害を伴う豪雨災害被害

街中での鳥獣害

人間の生活だけではなく、すべての生き物の活動へ影響を及ぼしているこれらの災いは、日本から緑が失われていることを警鐘しています。

失われた緑を取り戻すには里山から

失われた緑を取り戻していくには、闇雲に森林の保護だけを考えるのではなく、「里山」に注目することが重要と考えています。「里山」は、「森林」「街」を繋ぐ、「自然界」「人間社会」を繋ぐ重要な地域です。この「里山」で、私たちは林業や農業を営み集落を形成し、やがて工業や商業が始まり、集落から街へ、街から都市へと発展しました。つまり、失われた緑とは里山の荒廃のことであり、里山の再生を目指していくことが今まさに必要ではないでしょうか?

  • 木材の海外依存による林業の衰退(人工林の手入れ不足)
  • 耕作放棄による遊休農地の増加(農地の手入れ不足)
  • 地方の過疎化や高齢化(都市との格差拡大)
  • 極端な利益偏重の開発(経営を理解できない企業家)
  • 不法な盛土や廃棄物の投棄

里山の再生に向けた課題

里山の再生には大きな課題があります。それは山の整備と河川の整備と比べてみるとわかりやすいです。

山の整備
河川の整備

地権者がいる地権者がいない
環境省/林野庁/農林水産省
森林組合(=民間
国土交通省
自治体

山は地権者が存在し、管理や整備への行政の関与に高い壁があり、里山の再生は民間や個々人が中心になって進めることが現実的です。

里山の再生を永続的な活動に

里山の再生、そして再生した里山の維持は、長い道のりとなります。次世代へ経緯や必要性を伝え、事業を継承していくことも重要となります。国や行政の関与も時間を要することが想定され、また国や行政による施策や予算配分は、最善・最適なものを期待できません。里山の再生の実現と維持には多くの企業、団体、個々人の皆様からの協力が不可欠です。多くの社会問題を解決し、国防にも繋がる事業と考えております。
皆様と共に進められることを期待しております。

魅力に溢れる里山の再生を目指して

私どもは、1991年に発足して以来、桜の苗木の寄贈や桜の植樹といった緑化活動を福岡県内外で30年以上に渡り行なって参りました。
しかし、近年では社会問題が複雑化し、桜の植樹だけでは失われた緑を取り戻すのは難しいと考え、2019年3月より里山の再生に繋がる事業へ取り組んでいます。
人と企業が集うことでその地域が経済的に潤い、活性化することで活動を永続的にすることを目指し、街づくり&人づくりの事業を実践しています。

国土の3分の2を占める森林

日本は、森林面積が約2510万ha(令和2年)あり、これは国土全体の面積である約3780万haの3分の2を占め、「緑に恵まれた国」です。このうち、約5割の約1,380万haが天然林、約4割の約1,120万haが人工林となっています。そして森林には、私たちの日々の生活を守る様々な役割があります。

  • 資源(木材)を提供する
  • 生き物のすみかを提供する
  • 水を蓄え、水害や洪水を防ぐ
  • 土砂の流出や土砂崩れを防ぐ
  • 二酸化炭素を吸収し地球温暖化を防ぐ
  • 健康や憩いをもたらす

しかし、近年ではこれらの役割が失われ、多くの災いが起きています。

全国で生じている災害

2017年の九州北部豪雨では、朝倉市や東峰村の広範囲で山や森が崩れ、多くの木々が流され、川が氾濫し、橋や道路が寸断され、被害の爪痕を残していきました。また、最近のニュースでは、全国の里山や街中で食料を求めたクマ、イノシシ、サルなどによる鳥獣害が報じられています。

土砂崩れや水害を伴う
豪雨災害被害

街中での鳥獣害

人間の生活だけではなく、すべての生き物の活動へ影響を及ぼしているこれらの災いは、日本から緑が失われていることを警鐘しています。

失われた緑を取り戻すには里山から

失われた緑を取り戻していくには、闇雲に森林の保護だけを考えるのではなく、「里山」に注目することが重要と考えています。「里山」は、「森林」「街」を繋ぐ、「自然界」「人間社会」を繋ぐ重要な地域です。この「里山」で、私たちは林業や農業を営み集落を形成し、やがて工業や商業が始まり、集落から街へ、街から都市へと発展しました。つまり、失われた緑とは里山の荒廃のことであり、里山の再生を目指していくことが今まさに必要ではないでしょうか?

  • 木材の海外依存による林業の衰退(人工林の手入れ不足)
  • 耕作放棄による遊休農地増加(農地の手入れ不足)
  • 地方の過疎化や高齢化(都市との格差拡大)
  • 極端な利益偏重の開発(経営を理解できない企業家)
  • 不法な盛土や廃棄物の投棄

里山の再生に向けた課題

里山の再生には大きな課題があります。それは山の整備と河川の整備と比べてみるとわかりやすいです。

山の整備
河川の整備

地権者がいる地権者がいない
環境省/林野庁/農林水産省
森林組合(=民間
国土交通省
自治体

山は地権者が存在し、管理や整備への行政の関与に高い壁があり、里山の再生は民間や個々人が中心になって進めることが現実的です。

里山の再生を永続的な活動に

里山の再生、そして再生した里山の維持は、長い道のりとなります。次世代へ経緯や必要性を伝え、事業を継承していくことも重要となります。国や行政の関与も時間を要することが想定され、また国や行政による施策や予算配分は、最善・最適なものを期待できません。里山の再生の実現と維持には多くの企業、団体、個々人の皆様からの協力が不可欠です。多くの社会問題を解決し、国防にも繋がる事業と考えております。
皆様と共に進められることを期待しております。